会社員の傍ら、副業でブログで稼いで趣味を楽し/男
サラエボです。
![](https://tetsuya-evo.com/wp-content/uploads/2021/12/futu.jpg)
シーカヤックで自然しかないところを漕ぐことが多いんですが、
逆に人工物があるところを漕いで
めちゃくちゃワクワクしたって内容です。
閘門(こうもん)って初めてだったんですが、初めての光景に感動。
是非知ってもらえたらと思います。
この記事では、『カヤックで閘門(こうもん)の水位調整した話』を書いていきます。
閘門(こうもん)って何?
シーカヤックで閘門(こうもん)と書きましたが。
閘門(こうもん)って一体何かって思いますよね。
水位の異なる水面をもつ河川や運河、水路に設けられる船を通航させるための施設
のことを言います。
国営木曽三川公園の船頭平河川公園から出発し
・木曽川
・長良川
・揖斐川
の3つの川を漕ぐので複数の閘門(こうもん)を利用します。
昔は自由に行き来ができたそうですが、
川ごとの水位の差があり以前は洪水被害などが多くあったんです。
確かにこの当たりは海抜が低いイメージが強い。
他の川の影響を受けず、それを軽減する為に造られたのがこの船頭平閘門です。
川と川を往来をする為に明治時代に造られた歴史のある閘門だそうです。
![](https://tetsuya-evo.com/wp-content/uploads/2021/12/futu.jpg)
平成12年には船頭平閘門は重要文化財に指定。
門扉が2重になっているのは日本で初めてのものなんです。
閘門の操作方法も分かりやすく説明されています。
一般の人はまず使うことはないでしょうけど、かなりアナログな方式で面白いな。
全然知らなかったので勉強になります。
船頭平河川公園スタートとメインの船頭平閘門の開門
さて、準備完了したので出発!
出艇場所の目の前
1分。
いきなりメインイベントの閘門があります。
いつもは自然にワクワクしますが、この日は思いっきり人工物にワクワクする日でした。
門の手前には鐘とそれを鳴らす紐がぶら下がっています。
初体験の僕が代表して紐をひっぱるとけたたましい音が鳴り、
閘門の職員さんが2人出てきてくれます。
「帰りは何時ごろ?」
って聞かれて、一周してくるのでここは通りませんと伝えると
船頭平閘門を開門してくれました。
ゆっくりと歴史を感じる重厚な門が開きはじめて、
閘門と呼ばれる長良川と木曽川の真ん中の閉鎖されたスペースに入り
背後の門が閉まりました
待機しているとあまり体感はできずに、気づかないうちに水が減っていきました。
水位調整前はこちら
水位調整後こちら
こう見ると分かりますが、
1m近く水位が低くなっています。
実際やってみるとなるほどなぁ~。
なかなか体験できないことで面白いですね。
職員さんにお礼を言って閘門を抜けていきます
上からは公園に来ていたお客さんが見ていますが、なんか無駄に優越感に浸っていました!!
![](https://tetsuya-evo.com/wp-content/uploads/2021/12/futu.jpg)
延々と木曽川を下って海へ
閘門を出て川なりに沿っていくと、木曽川へ入ります。
曇り空で気温はそれほど高くはないが、風は全然なくってべたべた。
漕ぎやすいが、これといって見所がないのがこの川ですね。
ここからは、景色はあまり変わらず
橋をひたすら越えるという目標を立てて進んでいきます。
東名阪自動車道、JR、近鉄、国道1号線、国道23号線
伊勢湾岸自動車道
というような感じで、いろんな形状の橋を真上に眺めるのもまた楽しい。
途中にあった大きな鉄塔
真下から見上げると万華鏡のような幻想的な景色です
やっと海まで出てきました。
と思うと、少し潮の流れが速くなってコントロール不能!?
全力で漕ぎあがりなんとか修正できましたがちょっと焦ったぁ。
長島スパーランドを海側から見てぐるっと回って、観覧車の時間が
11:22(いい夫婦)。
そして11:23(いい兄さん)
まぁどっちでも良いことですが、なんかタイミングが良かったのでついつい撮影。
あとは四日市の工業地帯が見えます~夜ならキレイでしょうね。
海から見る人工物は普段から見ている景色と違うのでいい感じ。
ランチは肌寒いにぴったりのラーメン
海から揖斐川を上流へ!
少し漕いだところで待望の昼食。
朝はがっつり食べたけど、やっぱり運動するとお腹が空くよ。
セブンイレブンの味噌ラーメン。
ガスコンロで作るので、熱々でこってり味の味噌が体に染みる。
そして、ご馳走になったぜんざいは疲れた体にサイコー!!
餅をその場で焼いて2個入り贅沢です。
寒いので暖かいものを食べるに限ります。
〆はドリップコーヒー。
もちろんカヤックの楽しみは漕ぐことですが、
それと同等に食べること、この2つがあっての満足感です。
もしよかったら、カヤックで食べに行った話を読んでみてくださいね。
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長良川・揖斐川を上る
しっかり休んだ後は、ラストスパート。
長良川の上流に向けて漕ぎ始めます。
ここからも大潮で漕ぐのはそれほど気にならず
伊勢湾岸自動車道、国道23号線、国道1号線、近鉄、JR、東名阪自動車道
という感じで来た時の逆に、橋を通過していきます。。
途中に赤須漁港の漁船を発見。
ひたすら良いペースで漕ぎ続けます。
本日の漕ぎ最大の関門 長良川河口堰を通る
ススキの生い茂るゾーンを超えて漕いでいくと
遠くに見えるキノコ群。
近くに見えていると思っていたがなかなか近づかない、
理由はめちゃくちゃ巨大なんです。
これがかの有名な長良川河口堰です。
昔にニュースで名前は聞いたことがあったが、深くは知りませんでした。
塩水の遡上を防止して、塩害を防止するために設けられた堰だそうで、川の水位を調節し、洪水の防止する機能をがあり、船が通るための閘門が設けられています。
魚の通り道としては魚道がありアユなどは遡上する仕組みだそうだが、激減し生態に影響を与えていると言われており、賛否両論があるとのこと。
そういえばニュースでも凄くもめていたイメージ。
目の前にしてびびるぐらいの大きさで
要塞のような雰囲気に圧倒されます。
確かに川にこのようなものを造って影響がない訳がありませんよね。
今からこれを通ろうっていうんですから。
多分、どこかからか監視されているような恐怖感を感じつつ。
縄ばしごのようなものがぶら下がっており、
そのロープを引っ張ると管理室へ連絡がいきます。
マイクを通して
「何艇ですか?」
「3艇です」
「5分ほどお待ちください」
って指示を受けて待ちます。
「閘門の信号が青になったらお進み下さい」
ってことで信号が青になるのを確認して進みます。
巨大な門が開いたのでもしかしたら
大型の波が来ないかと不安でしたが特に何もありませんでした。
船頭平閘門はこじんまりしていましたが、こちらは閘門は全くの別物。
開く門の大きくて迫力のあること、、、、、ちょっと怖いぐらい。
そして、真ん中のスペースで待ちます。
揖斐川の方が水位が低く、水が流れ込んでくるので左右にある浮きとロープをしっかり握るように指示があります。
![](https://tetsuya-evo.com/wp-content/uploads/2021/12/futu.jpg)
見る限り1m程度の水位に差があるので
この広いスペースに大量の水が流れ込むのでかなり緊張。
めちゃくちゃ迫力ある~。
見る見る間に水が流れ込んできて、
こちらは本当に水位が上がっていく感覚をダイレクトに
感じとることが出来ました。
動画も良かったらご覧ください。
水位が揃うとなんともなかったような穏やかな水面になりました。
めちゃくちゃ面白くってワクワク。
でも、これほどの規模の施設を
たった3人のシーカヤッカーの為に稼動して本当に良いのかな?
申し訳なくも感じつつ、ありがとうございました。
ここから長良川を上がっていきますが、
特には見所はなくってひたすら漕ぎ続ける。
見える鉄塔を目指してラストスパート!!
そんなこんなで無事出艇地点へ到着しました。
総行程28.68kとがっつり漕ぐことができたので大満足です。
まとめ
『カヤックで閘門(こうもん)の水位調整した話』をまとめてみました。
閘門(こうもん)初体験は、今まで知らなかった仕組みや背景なども学べてめちゃくちゃ勉強になる。
あれだけ大きな閘門(こうもん)で、
水の流れを目の前に感じる体験はワクワク以外何物でもないし、
シーカヤックしてなかったら出会えなかった場面ですよね。
陸上からでは行けない場面って非日常なんで楽しいですね。
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